ユーザーIDを使用しない新時代のメッセンジャー
SimpleXは、乱数のユーザーIDさえも生成しません。 今までのメッセンジャーはユーザーIDがあり、たとえそれが個人が特定しにくい乱数で作られていたにしても、個人を識別するのには十分な要素です。
しかし、SimpleXは連絡先ごとに異なった識別子を使用します。
- Aさんはあなたのことを"マイケル"と認識しているが、Bさんは"ボブ"と認識している
分かりやすくいえばこういうことです。
また、SimpleXはアカウント作成時に電話番号やメールなどの一切の情報を必要としません。
ローカルデータを暗号化する
SimpleXはローカルデータを暗号化することができます。 これにより、端末を紛失したり盗まれたりしても、メッセージの内容を読まれることはありません。
暗号化の設定方法:
- SimpleXアプリを開く
- 設定画面に移動
- 「データベースの暗号化」をタップ
- パスコードを設定
一度暗号化を有効にすると、アプリを開くたびにパスコードの入力が必要になります。
ローカルデータを暗号化する機能は他のアプリにはありませんでした。 もし端末の暗号化を解除されても、SimpleXの暗号化が破られない限りチャット内容を見られることはありません。
サーバーの選択
SimpleXは分散型のプロトコルを採用しており、複数のサーバーから選択することができます。 デフォルトのサーバーでも問題ありませんが、より高いプライバシーを求める場合は、自分でサーバーを立てることも可能です。
サーバーの変更方法:
- 設定画面に移動
- 「SMP servers」をタップ
- 「Add server」から新しいサーバーを追加
メッセージの自動削除
プライバシーを更に強化するために、メッセージの自動削除機能があります。 設定した時間が経過すると、自動的にメッセージが削除されます。
設定方法:
- チャット画面を開く
- 右上のメニューをタップ
- 「Message deletion」を選択
- 削除までの時間を設定
これにより、古いメッセージが自動的に削除され、プライバシーが保護されます。