Mullvad VPN
Mullvad VPNとは
Mullvad VPNはスウェーデンを拠点とするVPNサービスです。
プライバシー保護に特化しており、以下の特徴があります:
- 厳格なNo Logポリシー
- アカウント作成不要(ランダムな数字のみ)
- 匿名での支払い可能(現金、暗号資産)
- オープンソース
- 独自のDNSサーバー
- WireGuardプロトコル対応
- Kill Switch機能搭載
DAITA(AIによるトラフィック分析に対する防御 )
VPNでトラフィックを暗号化していても、高度なトラフィック分析はプライバシーに対する脅威となりつつあります。 DAITAは、一定のパケットサイズ、ランダムなバックグラウンドトラフィック、データパターンの歪みといった技術を駆使することで、AIによるトラフィック分析に対抗します。 ここでは多くを説明しきれないので、詳しくは公式ドキュメントをご覧ください。
Multihop
通常、VPNはクライアントから1つのサーバーを介して接続されます。 しかし、Multihopでは2つのサーバーを介して接続します。
Multihopの利点は、タイムスタンプ攻撃を防げる点です。
タイムスタンプ攻撃とは:
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ISP(プロバイダー)は以下のデータを記録可能:
- VPNサーバーのIP
- 接続開始/終了時刻
- 送受信したデータ量
- パケットのパターン
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VPNサーバーは以下のデータを記録可能:
- 接続元のIP
- 接続開始/終了時刻
- 送受信したデータ量
- パケットのパターン
1つのサーバーのみを使用する場合、ISPとVPNサーバーが保持するデータを照合することで:
- 同じ時間帯に
- 同じデータ量で
- 類似したパケットパターンを持つ
- 通信を特定し、ユーザーの実IPを割り出すことが可能です
Multihopを使用すると、2つのサーバーを経由するため、このような時間的相関による分析が極めて困難になります。
Nologポリシー
Mullvad VPNは厳格なノーログポリシーを持っています。
実際、2023年4月18日にスウェーデン警察国家作戦部(NOA)の少なくとも6人の警官が捜索令状を持ってヨーテボリのMullvad VPNオフィスを訪れましたが、データはみつからず押収されませんでした。
多くの犯罪者に悪用・愛用されている
おかしな話ですが、これは信頼性があります。 匿名化について議論する多くのダークウェブ掲示板で、Mullvad VPNの名前があがっています。 彼らは逮捕を免れるために個人の特定を必死に防いでいます。
そんな彼らが使用しているのであれば、良くも悪くもプライバシー性や匿名性は本物ということです。
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